木造住宅は「都会の森林」といわれます。
樹木はご存知のように、光合成によって空気中の二酸化炭素(炭酸ガス)を吸収し、酸素を放出します。これが樹木の「炭素の固定化」作用であり、木材に形を変えても、二酸化炭素を分解した炭素は木材の中に閉じ込められたままです。建築用材に形を変えたあとも、自然の森林と同様に「炭素の固定化」作用が続くことから、木造住宅は「都会の森林」と言われるわけです。
このように、木材は二酸化炭素などの温暖化ガスを吸収し、地球温暖化の予防に効果があることから、環境にやさしい素材として脚光を浴びています。
また自然の木材そのものの無垢材は、湿気を吸収したり排出して、室内の湿度を調節する調湿作用をもっています。このため無垢材を多く使った家は、快適な湿度空間をつくります。ほかにも、やわらかさ、あたたかさなど、無垢材は多くの長所を持っています。
私たちは、無垢材のこうした長所をうまく活かした快適な家づくりに、これからもこだわって行きたいと思います。