Top Page >> 安全な家のつくりかた >> 安全な地盤 >> 地盤調査

Copyright 2006 Emachu Wood Base.co. All Right Reseved.

地盤調査

地盤調査の主目的は、地盤が構造物を安定に支持できるかどうか、又、安全に支持するための方法を技術的に調べることです。地盤を構成する土の性質は、特に、土に含まれる水分の量によって土の性質が変化します。また土は場所によって堆積過程が異なり、土の粒子の混ざり具合及び締まり具合などが異なるため、その場所毎に地盤の性質の調査確認する必要があります。

調査方法

住宅等における地盤調査の方法は、一般的にはスウェーデン式サウンディング試験が多くもちいられますが、他の方法としてボーリング調査を行うケースもあります。

スウェーデン式サウンディング試験

スウェーデン式サウンディング試験は戸建住宅では最も広く行われている地盤調査方法です。100kgのおもりの力でねじ状にになった先端ぶを回転させながら押し込んで、そのときの半回転数(Nsw)を測定して地盤の硬さを調べます。

長所 
・試験装置、試験方法が簡単で容易にできる
・試験結果をN値に換算できる 
・深度毎に連続したデータがとれる
・調査費用が安い

短所
・礫、ガラなどは、貫入困難となる、調査深度は10m程度が目安
・土が採取できないため、詳しい層の確認ができない

ボーリング調査

スウェーデン式サウンディング試験機は貫通力が小さいので十分な調査ができない場合もあります。こんな時用いられるのにボーリング機を用いて行われる標準貫入試験があります。これを一般にはボーリング調査と言っています。これは63.5kgのおもりを75cmの高さから自由落下させて、そのエネルギーで先端のサンプラーを30cm貫入させた時の打撃回数(N値)を測定して地盤の硬さを調べようとするものです。

長所 
N値から地盤の強度を推定できる
・地下水位の確認ができる
・土を採取できるから、土層の確認ができる


短所
・作業スペースが大きい(4x5m程度)
・費用が高額である
・試験実施時に打撃音が発生する

ページ・1/2