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金利タイプでわける(その2)
◎固定期間選択型
○一定期間金利が変動せず(特約期間といいます)その後変動金利型など金利タイプを選択できるローンです。特約期間は2年から30年とさまざまな期間を選べます。
・一定期間金利が変動しないので、その分変動金利型よりは金利変動のリスクが少ないローンといえます。
・ただし変動金利型のように25%ルールはないので、特約期間終了後の月々の返済額が当初の返済額を25%以上増えてしまうこともありえないではありません。
○金利は固定金利型より高め
・金利は固定期間により異なり、2年など短めの固定期間なら低く、長くなるにしたがい金利は高くなります。例えば06年9月初旬で3年固定のもっとも金利の低いローンは1.10%、30年固定なら2.98%というぐあいになります。
・固定期間選択型では当初の表面金利は変動金利型より高めになります。
これは固定期間中の金利変動のリスクを銀行がとるためです。
◎全期間固定金利型
○全期間固定金利型の代表がフラット35です。
・フラット35は15年から最長35年までの融資期間が選べ、その全期間を通じて金利が変わりません。
○返済期間の全期間を通じて金利が変動しない、したがい月々の返済額も変わらないのが全期間固定金利型です。現在のような金利上昇局面ではもっとも安心なローンといえます。
・金利、月々の返済額が融資期間を通じて変わらないというのは、資金計画をたてる上でもっともわかりやすく、不測の金利上昇で返済に困る恐れもないので安心です。
○金利は融資期間が短かければ高め
・長期間金利を固定し、その間の金利上昇リスクをとるわけですから、金利は高めになります。たとえばフラット35では最長35年まで固定金利ですから、これを15年など比較的短い期間借りるのは得策ではないかもしれません。
他方30年をこえるような長期のローンのばあいは、全期間固定金利型はもっとも安心でおすすめのローンです。
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